EPG's BLOG

某金融会社の社内SE。気になったことをちょいちょい書いていきます

『「ズルさ」のすすめ』を読みました

年末年始のお休みも今日で終わり、明日から仕事が再開です。
さて、年末年始の終わりにもう1冊読みました。

「ズルさ」のすすめ

「ズルさ」のすすめ

タイトルには、「ズルさ」という表現ですが、個人的には社会人としてどうやって生きていけば楽しく/充実した人生を過ごせるか、といった内容だと感じました。
以下、重要だと思った部分を書き溜めておきます。

第1章(人と比べない) - 「ズルさ」のすすめ

資本主義を世の中では、競争やゲームに参加させられる。
組織の頂点に立つのはほんの一握りであるため、その競争から降りるという決断もあり。
その際、出世競争に敗れたからと自暴自棄になって辞めることは良くない。
正社員なら、今の労働環境はそれだけでとても有利。
会社の価値観とは別のライフプランを明確に築くことが良い。

第3章(頭で考えない) - 社会は理屈で割りきれないことだらけ

人間の存在そのものが合理的でも理性的でもない。
そのことを理解した上で、直感的な判断も踏まえて行動すると良い。
(e.g.)ギャンブルは期待値でみるとマイナスだが、ハマる人は多い。

第4章(時間に追われない) - 必要な時間は最初に天引きしてしまう

時間を無駄にしないために1日の行動を記録し、振り返ることが重要。
時間がない場合、先に必要な時間を確保しておき、残りの時間で仕事等に割り振る。

第4章(時間に追われない) - 「賢者の時間」を大切にする

「孤独は人を賢者にする」という言葉があり、自分の内側を見つめ、自分の考えを整理する。

第7章(約束を破らない) - 相手の時間を奪っていないか

時間にルーズな人は信用されない(約束の時間に待ち合わせ場所に来ないとか)。
相手の時間を奪うことにもっと敏感になるべき。
アメリカではタイム・イズ・マネーの精神が通っており、時間にルーズな人間はお金も失う。

第8章(恩を仇で返さない) - 受けてきた恩を実感し直そう

新約聖書福音書「使徒言行録」には、「あなた方もこのように働いて、弱いものを助けられるようにまた『受けるよりは与えられる方が幸いである』」(20章35節)とある。
僕たちの存在は、多くの関係性を抜きには考えられず、絶えず関わりあっており、持ちつ持たれつの関係となっていることからも分かる。