EPG's BLOG

某金融会社の社内SE。気になったことをちょいちょい書いていきます

『ウォール街の物理学者』を読みました

1月末以来、久々の更新です。 GW中に読み始めた本です。

ウォール街の物理学者

ウォール街の物理学者

中身の概要については、以下のブログに記載されている通りです。 http://stonewell.blog.so-net.ne.jp/2013-12-30

以下、気になったフレーズ、備忘的なフレーズ等です。

*第2章 鮭の泳ぎと株価のゆらぎ

・市場にも、長さのちがうゆらぎが存在している。

  • 速いゆらぎ:取引内容やトレーダーのやりとりは、その日の株価の動きに影響

  • 遅いゆらぎ:景気変動政策金利といった要素

・1日/1週間/1ヶ月の最初と最後に出来高が増える。

*第4章 ディーラーをやっつけろ!

・物理学は、ものの動きを予測するのが得意な学問

  • それ故、ブラック・ショールズ・モデル等が生まれてきた

*第6章 サンタフェ街道の予想屋たち

・プレディクション・カンパニー(*1)

  • ファーマーとパッカードを中心に設立した会社。非線形予測を利用し、金融市場の動きを予測。

・業務開始から15年間のリスク調整後リターンは、S&P500のリターンを100倍上回る(シャープレシオは3)。

(*1) http://www.predict.com/introduction.html

*第7章 ドラゴン・キングの足音

・あらゆる部分で臨界事象の準備が整っている場合、大きな割れ目の全身である小さなひびの怒る頻度が特定パターンを描きながら増えていく(*2)。対数周期的。

(*2) http://press.princeton.edu/titles/7341.html http://www2.warwick.ac.uk/fac/sci/maths/research/events/2013-2014/statmech/ght/programme/sornette_2.pdf